『学び合い』は,人が集団になた時に本来持っている力を発揮させるための考え方です。
本来,人は弱いので集団として多様な情報をコミュニケーションで得ることで優位性を持てました。だから,本来人間には多様性を確保するために誰一人見捨てることをあきらめられないように進化してきたのだと思います。
しかし,社会では集団の優位性を確保するために,一部を切り捨てるようなことが行われてきました。
例えば,工業化社会では一定の能力を持た人間が大量に必要となったために一斉指導が始まり,そのために一部の子どもたちは疎外されるようになったのではないでしょうか。
その,一部の人を阻害しても,全体として成果が上がればよしとする考え方が「正義」となったので,いじめなどが多く発生していると私は思います。
なので,人間の本来持っている「誰一人見捨てることをあきらめられない」状態に戻すためには,
「人間本来の姿に近い子どもたちを邪魔しない」
「見捨ててもよいという「正義」は結局損をする」ことを教える必要があります。
それが『学び合い』なのだと思います。
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人間は本来集団として「誰一人見捨てることをあきらめない」ように設計されているのだろう。
社会が見捨ててもいいという逆道徳を教育しないなら,